建設現場にかかわる人間が(建築監理でも管理でも)一番最初に読むべき本、
それが公共建築工事標準仕様書です。
施工会社も設計事務所もはたまた、内装工事に携わる監理者もまずは一冊といわれれば、公共建築工事標準仕様書(以下標準仕様書)であり、
現場に初めて出る監理者もゼネコンの新入社員もまずは買えといわれるのがこの標準仕様書です。
通常、現場での共通言語は実施設計図であり見積り図であり契約図であり施工図なのですが、設計図だけではフォローできない細かい点がたくさんあります。
特記仕様書にそのすべてを記載するのは不可能に近いので、特記仕様書には”標準仕様書”から逸脱して、特に仕様を上げたい点を記入し、その他一般的な事項は標準仕様書を使用するものとしてすべての工事のベースとなる一冊としてこの公共建築工事標準仕様書が編まれました。
当然、図面に記載されていなくても特記仕様書に標準仕様書に順ずるという記載があれば、標準仕様書をベースとした建築監理、工事管理が要求されます。現場にかかわるすべての人間の共通語として、この標準仕様書はあり、ゆえに現場に関わるすべての人間はこの『公共建築工事標準仕様書 』に目を通さなくてはならないのです。
建築技術の特集は、『施工図を読み解く勘所』。
施工図を書く、ではなく読む特集であるところが、
他の施工図関連の特集との大きな違い。
現場が始まると、実施設計図、契約図から、図面の主役は施工者(ゼネコン)が書く施工図に移る。以前は、施工図を”読み”、チェックバックするのは専ら設計事務所の建築監理者の仕事だった。
しかし、施工図を書く側の施工者も施工図作成の外注化が進み、自らは手を動かして施工図を起こすことが無くなった。
設計事務所の監理者も施工者も施工図を書く能力よりも、施工図を読み取り、チェックバックする能力の方が重要になってきている。
コンクリート打設計画図や鉄骨建方計画図に始まり、一番よく目にするであろう躯体図、平面詳細図、サッシ図。
はたまた設備・電気の判り難いシンボルマークの解説まで、細かいところまで気が配られた特集となっています。
今月の建築知識の特集はアツイです。
S造に関わる設計者、監理者なら目を通しておいて損はないでしょう。
タイトルは『超プロが教える鉄骨造監理の最新[秘]テクニック』
■鉄骨監理の基本:
・ビジュアルとしっかりとした知識。今回の建築知識11月号はは監理参考書の中でも、使える一冊となりそうです。
第1章|超プロが指摘する監理の急所
・アンカープラン図は基礎躯体図と併せる
・梁伏図は小梁の位置を確認することが重要
・柱詳細図は仕口や仕上げの納まりで見る
・梁詳細図では梁貫通スリーブの詳細を確認
・柱脚は露出・根巻・埋込の違いを認識する
・ベースプレートとモルタル間の隙に要注意
・アンカーボルトの位置確認の重要性を知る
・露出形式柱脚は固定の精度をしっかり確認
・露出形式柱脚の既製品は精度を確保しやすい
・施工が難しい根巻形式・埋込形式柱脚の勘所
・ダイアフラムの出寸法は方式ごとに異なる
・通しダイアフラムは梁フランジの1サイズ上
・内ダイアフラムは約150mm間隔をあける
・外ダイアフラムの出と外壁の取合いに注意
・鉄骨造の床工法の選び方とそのポイント
・デッキプレートは仕口廻りに受材が必要
・ALC床の小梁かかり代は40mm以上とる
・鉄筋コンクリート床は頭付きスタッドで剛性確保
・外壁は層間変形角1/50で脱落しないこと
・ALC外壁構法は層間変形の追従性で決める
・押出し成形セメント板は小口ジョイントが肝
・カーテンウォールは取付けボルトを要注意
・ササラ桁折返し階段は寸法精度が要求される
・ササラ桁を梁上に仮置きできる仕口にする
・「ササラ桁がない」「支柱がない」階段のノウハウ
第2章|仕組みから学ぶ鉄骨造ガイド
・鋼材を使い分けるための基礎知識
・架構形式の違いで知る鉄骨造の仕組み
・溶接接合のこれだけは知っておきたい
・高力ボルトの接合方式別に見る監理術
・設計の流れから学ぶ梁の監理術
・設計の流れから学ぶ柱の監理術
・納まりで理解する仕口の監理ポイント
・継手の接合方法の使い分けを知る
・斜材の役割と正しい取り付け方を知る
・地震に強い柱脚の設計・監理ポイント
・耐火被覆と防錆塗装の気になる取合い
各項目ごとにカラーイラストによる図解が掲載されています。鉄骨監理の一から勉強することが出来ます。
月刊誌ですのでお早めに
標準仕様書や監理指針は確かに必須書籍ではあるのですが、
いわゆるリファレンス的なものなので、導入に使用できるものはもっと易しいものでないと辟易してしまう気がします。私自身が実際そうなのですが・・・。
そんなわけでここのところ買った何冊かを紹介。
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